† MAKE BELIEVE †

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叶─kanae─


痛みを知らない音
ガラス張りの叫び声
規則性のない金属音
歪なものばかり集めて…

どうしても
変えたいものがあるんだよ
だから、ここで



届けたい想いがあるんだよ
叶えたい願いがあるんだよ
でも心は塞ぎ込むんだよ
泣き止まない星を見てたんだよ
つまり、叶わないのさ
変わらないから
また僕は歌う



悲しみを映した鏡
涙を溜め込んだコップ
命令違反の走行性
歪なものばかり集めて…

どうしても
壊したい今があるんだよ
だから、僕は



伝えたい誓いがあるんだよ
叶えたい祈りがあるんだよ
でも心は黙り込むんだよ
泣き止まない月を見てたんだよ
つまり、叶わないのさ
壊せないから
また僕は祈る


どんなに望んだって
叶わないのかな…?
わからないけど
わからないから
僕は歌うんだよ
僕は願うんだよ

ぼろぼろの手を見てみたんだ
沢山の祈り刻んでたんだ
その手にまた想い込めて
六本の弦掻き鳴らしたよ

「届け」と、「伝え」と
「変われ」と、「終われ」と
「祈れ」と、「叶え」と
歌声を挙げたよ






折れそうな心で
僕は歌うよ
消えそうな祈りで
この「叶」を、歌うよ

町風


いつかの出会いを
忘れていた僕は
柔らかな町風に
吹かれて思い出した

まだまだ消えていった
ものは沢山在るけど
それを思い出すには
何か足りないみたいだな
そう、だから…



この海の湊町に吹く風は
僕らに潮の匂いと共に
忘れてた大事な言葉も
届けてくれる…
君が海辺で歌う
水に奏でる湊の調べ
それこそが海の旋律で
この町に吹き抜ける町風
海と風と町と君とが奏でる
美しき水のセレナーデ



この先の出会いを
君は忘れていた
そんな時この湊町に
町風は吹く

思い出せと願う
想い続けろと歌う
言うまでもなく
思い出した君は
出来るから…



春先の湊町に吹く町風は
僕らに桜の香りと共に
失った沢山の想いも
届けてくれる…
僕も海辺で歌う
水に奏でる湊の調べ
それこそが風の旋律で
この町に吹き抜ける町風
海と風と町と僕らの奏でる
美しき水のセレナーデ





季節が忘れていた
僕らの優しき調べも
この町風は覚えていて
空に吹き、それに吹き
消える事なきセレナーデ
その名が“町風”

端唄─hanauta─


朝が来たって
夜になったって
時が経ったって
空が笑ったって

どうせさ、僕は笑えないよ
またさ、星は光るんだよ
だからさ、もう放っておいてよ



そう言う度に墜ちていく
綺麗なものが枯れていく
世界は腐っていく
そん時に僕は笑う
正しい世界には、雨が降る
これは僕が作った端唄…



偲ばれたって
忘れられたって
壊されたって
君が笑ったって

結局さ、僕は笑えないよ
やっぱりさ、解らないよ
お願いだからさ、僕なんか忘れてくれよ



こう言う度に割れていく
整ったものが歪んでいく
世界は痺れていく
こん時に僕は笑う
綺麗な世界には、落雷する
それが僕の作った端唄



唄うなよ、僕の唄だ
君には似合わないよ
この唄は腐ってるから
君は綺麗だから
君は純粋だから
君は華麗だから

だってそうだろ…?
腐ってるのは僕だ
汚れてるのは僕だ
いかれてるのは僕だ
狂ってるのさ


死んじまえ、消えちまえ
手を繋ごう、馬鹿と阿呆だけ
共に墜ちよう
この廃墟へ
この端唄を唄って…
地獄へ墜ちよう




『KILLorDIE』 第四話『必要ないこと』



朝、運良く敵は来なかった。2人して眠ってしまうとは不覚だ。あまかった。
朝が来た時にこいつはぐっすりと気持ち良さそうに眠っていた。
何故か妙に落ち着いた。少し起こすのを躊躇った。
だが、すぐに我に返って起こした。するとこいつは
“うぅ〜ん?”
という感じの表情で、目を擦りつつ体を起こした。まだ邪気のない子供だ。
気になって聞いてみた。
「お前、まだまだ子供だよな?何歳だよ?」
こいつは両手を使って、指を7本立てた。
「なっ、7歳!?確かに見た目はそんなもんだが、その年齢でこんなっ…」
幼すぎる!!まだ小2だぞ!?この状況は厳しすぎるだろう…!!
こんな経験は、必要ないだろう…!!俺は改めて、この状況を、この世界を、恨んだ…。

どうしたのだろう?舌でも噛んだのかな?
急に黙り込んだこの子を、覗き込むようにして僕は見た。
泣いてるみたいに、悲しい顔をしていた。
それにしても、いつ死ぬかもわからない状況で僕らは今生きている。
本当なら、それが当たり前、考える必要もなにのだけれど、
なんだかそれが、とてもすごいことのように思えてきた。
そして僕は嬉しくなって“ふふん”と、笑った。

でもこいつは笑ってた。すごく幸せそうに、今も笑ってる。
きっとこいつはこれでいいんだ。こいつが泣かないように、
この笑顔が壊れないように、俺が守ればいい。
そう考えて俺はこいつに笑顔を返した。
…はは、笑ってら、こいつ。バッカでぇ…。涙が、溢れた。

何故だろう?この子が泣いてる。笑いながら泣いてる。
さっきからどうしたのかなぁ?
分からないけど昨日の悩みはあまり記憶にないみたいだった。
「そろそろ、腹減ってきたな。飯食いに行こうか?」
僕は強く頷いた、後にやっぱり首を横に振った。すると…
「大丈夫、殺す必要はない。財布だけ盗ればいい。俺が頑張るから、お前は見てればいい。」
それはそれで嫌だったけれど、我儘は言えないし、言ってしまえば、全部必要ないことだ。
でもしなくちゃいけない。それなら、この方法が、僕らに出来る最良の方法な気がした。

一瞬、心配そうな顔をした後、こいつは何を思ったのか、穏やかな顔で頷いた。
そして、俺らは移動し始めた。
歩き出してもうだいぶ経つが人影は無い。
こいつがしんどそうだったので、俺は座り込んだ。
「お前も座れよ。作戦をおさらいしよう。」
こいつは頷いて、座った。わりと元気なようだったので、よかった。
「いいか?敵を発見したら、お前の爆弾を俺の腹に付ける。
そしてスイッチも俺が持つ。
で、こっからは俺だけの作業だが聞いてくれ。
その後俺は、敵が爆弾に巻き込まれるぎりぎり手前のところでスイッチを押す。
で、煙に紛れて近付き、斧を奪って投げたら、蹴り倒してのしかかる。
そして、ここから再びお前の登場。俺が押さえつけとくから、お前が財布を盗る。
で、お前は走って逃げる、途中に爆弾を置いて、また、俺がぎりぎり手前でスイッチを押す。
最後は俺がお前に追い付いて、もう一度爆弾を置いて、すぐスイッチを押せば、
確実に敵を撒いて逃げられ、万々ざーいでうまい飯にありつけるってわけだ。」
こいつは、話してる途中も“こくこく”と何度も頷いていたが、
作戦を言い終わると、大きく頷いた。
「とは言ったものの、もう時間も遅いか…。」
辺りはもう暗くなっていた。
「お前、今いくら持ってんだ?」
するとこいつは、財布を出した。ごつい革財布だった。
こいつに、こんなにごつい財布は…親は持たせないだろう…。
必要ないし…。
てことは…だな。
この状況をまた改めて知った。こいつも生きる為に、
人を殺さなくてはならなかったのだろう…。
だが、それも、今日限り。
こいつに、殺す事なんて必要ない。
殺すのは俺がする。汚い仕事は全部、俺がする。
もしこの世界が元に戻った時、こいつの心が荒んでしまわないようにする為にも。
そう思い、俺は暗い顔をやめ、言った。
「なんだ、一銭もなしか。まぁいいや、俺の持ち金を出しゃ、今晩ぐらいはなんとかなるな。」
こいつはすまなさそうに頭を下げた。
「いいって事よ。おめぇが居ねぇと俺も困るしな。独りは嫌だよ、誰だってそうだろ?」
こいつはにっこり笑って頷いた。
そして俺らはコンビニで適当に買って、ゆっくり食べて、
昨日と同じシステムで、交替で見張りをしながら、眠った。

世界革命


ここまでは
お手本通りに生きてきた
だけど今気付いた
それがなんになる…?

見つめ直した現実は
地に落ちていて
価値なんて何処にもなかった…



戦争と平和とか
そんな大それたもんなんか
俺に関わりのない事なのに
世間は俺に考えさせるけど
それでどうしたいの…?
俺に何が出来んの…?
もっと、もっと在るはずだ
今考えるべき事が
俺はそれを考えたいんだよ



今までは
模範解答を真似してきた
けれど今わかった
それは建て前だと…

開き直った現代は
過去を蔑んでいて
理想の影すら見当たらなかった…



現実と理想とか
そんな大それたもんなんか
俺には関係ない事なのに
この世は見直しさせるけど
それがどうしたの…?
俺にどうさせたいの…?
俺の理想だけを推しても
どうせ許さないくせに
じゃあ俺に聞くなよ
もっと他にあるだろ…?
今変えるべき事が
それを考えてくれよ…



そうやって俺等にばっかり問い詰めて
お前等は考えないのかよ
俺等に問い詰める前に
お前等で考えろよ
変えろよ世界を
出来ないなら代われよ
俺が変えてやるよ
世界革命だ、塗り替えてやる


嘘とか本当とか
そういう大それたもんは
俺等に押し付けんなよ
今、世界を変える立場には
お前等が立ってんだろ?
腐った世界を変えてくれよ
出来ないのかよ…



じゃあそこで見てろ
近いうちに俺が
世界を変えてやるから
自力ではい上がって
世界を変えてやるから

It's easy for me.
I wanna alter the world.
But,I can't change this world.
But,I change this world some day.
Waiting,a little...




夢を持ってる人は
未来を愛する人ではなく
未来を信じる人
僕はそうだから
間違いはないはず

未来


未来を愛するという人は
嘘つきだと思う
未来はこれから造るものだから
愛そうにも愛せないじゃん

過去


過去を愛する人は
悲しい記憶も愛せる
大きな人だと思うけれど
今が嫌いなのだとも思う
それは不様だと思う


今を愛する人は
綺麗な人だと思う
だって
精一杯生きてるのだろうから
これからもそうだろうから

終り着く所


この世界は今日、終えます
明日を迎えず
静かに沈んで逝きます
私もそう、あなたもそう…

そんな最後の世界で
私たちは静かに目を閉じて
この世界を振り返る…



日光に、感謝をして
「今までお疲れ様」と
暖かな微笑みを贈ろう…
月光に、別れを告げて
「傍に居てくれたね」と
優美な想いを贈ろう…
さぁ、私は終わろう…



この世界は今日、消えます
蓋を閉じて
僅かに壊れて逝きます
私もそう、あなたもそう…

不思議な世界の終わりに
沢山の思い出を飾って
この世界を振り返る…



青空に、憂鬱して
「そうだね、ありがとう」と
1つずつの言葉に御礼を贈ろう…
森林に、感慨して
「大丈夫、憶えてるよ」と
沢山の思い出を贈ろう…
そして、私は終わろう…


緩やかな時の流れも
確実に、残酷に
終わりに近づいていって
私たちの終わり着く所も
そろそろ見え始めた…

さぁ、最後に私に
溢れる言葉を贈ろう…
今にも絶えそうな
小さな月光に包まれて
私は目を閉じる…
沢山笑えたな
沢山愛したな
生きててよかったな…
1つずつ噛み締めて…

月光が途絶えた
風が吹き抜けた
世界が沈み始めた
さぁ、私も終わろう…

さようなら
私を愛してくれた
総てのものへ…
私が愛した、この世界へ…

そしてさようなら
大好きな私へ…



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プロフィール

[†]$icker[†](シッカー/失火)

Author:[†]$icker[†](シッカー/失火)

【SEX】BOY
【OLD】中3

【FAVORITE】
小説(乙一、恩田陸、西尾維新、
山田悠介、金原ひとみ)

夜、月、星、雨、虹、雲、カラス、雪、冬

音楽バンド(ELLEGARDEN、STRAIGHTENER、
GREENDAY、NIRVANA、UVERworld、
SEXPISTOLS、椎名林檎、
ASIANKUNG-FUGENERATION、
東京事変、hide、THEWHO、など)
ついでに…『PUNKS NOT DEAD』

【HOBBY】
小説を書く(趣味の範囲で)
小説を読む
詩(詞)を書く
詩(詞)を読む(見るかな??)

【HATE】
戦争、甘い物、太陽
ジャニーズ系、迷惑な人間共
REGEA、車のライト

【PR】
ここでは基本的に“詩(詞)”しか、
載せません。気が向いたら小説も
載せようかなぁ、みたいな感じです。
みなさん、コメントよろしくぅ(*´∀`)

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